リウマチについて
女性に発症しやすい病気
関節リウマチは、関節だけの病気ではなく全身病です。貧血症状がでたり、体がだるくなったり、微熱がでることもあります。症状が悪化してしまう前に早めの診断・治療が必要です。
ひとつでも当てはまったら受診を
- ドアノブを回しにくい
- 靴紐が結びにくい
- リモコンのボタンが押し辛い
- ボタンがかけ辛い
- 料理、書き物などの
軽作業に違和感を感じる - 歯ブラシが持ち辛い
- 箸がうまく使えない など
症状
関節リウマチの症状は、朝方に出やすく日中や夜は落ち着くのが特徴です。その為、起床後30分以内の身支度や朝食の準備などを行っている最中に30分以上続く、手のこわばり感を感じることで、初期症状に気づくことができるかもしれません。
原因
遺伝的要因や細菌・ウイルスの感染などが考えられていますが、原因はまだよくわかっていません。
予防と治療
治療は薬物療法が基本です。抗リウマチ剤と非ステロイド性消炎剤を基本として、症例によってはステロイド剤、免疫抑制剤、生物学的製剤が用いられます。補助療法として、ステロイド剤やヒアルロン酸製剤の関節内注射をおこないます。
手や足の周囲だけで比較的軽く経過する場合が多いですが、長い間に全身の関節に炎症が進み、最後には関節やときには背骨の手術が必要になる場合もあります。原因が不明なため有効な予防法はありませんが、症状を悪化させないためには適切な休養と栄養、そして運動が重要です。