五十肩とは?
中高年に多く発症する肩関節の痛みと腕が挙がらない、手が後ろに回せない頭の症状のことを言います。
日常会話の中で使われる「俗称」という位置付けで使われていますが、病名としては「肩関節周囲炎」にあたります。
五十肩の原因はいまだにはっきりと解明されていません。
小さな外傷や血流障害をきっかけに、老化を基盤とした関節の軽度な炎症が原因となって発症する、といった考え方もあります。
最初から痛みが少ない方もいれば、痛みが強い時期から中々抜け出せない方、強い拘縮を起こして日常生活が不便になる方も見えます。
自然に数カ月で回復するケースもあれば、1~2年、時にはそれ以上症状が続く方も見えます。
治療方法としては、リハビリ(運動療法)がとても大切な治療法といわれています。
無治療の人の中に1割ほどは、肩の動きの悪さや、痛みなどの後遺症が残ってしまう方も見えます。
そのため、リハビリを行って肩の動きや痛みを改善していく必要があります。
通院のリハビリ以外にもセルフトレーニングも重要になってくるので、当院では自宅でもできるリハビリメニューの指導も行っております。
このように五十肩と言っても様々な症状を呈します。
気になる肩の痛みがある場合、一度診察をしていただき、症状に応じた治療を提案していきます。