院長の岩田です。
2020年もあっという間に3ヶ月が過ぎようとしています。この間は日本中が今までに無い新型コロナウイルス感染症に右往左往された激動の時間を経験しました。当院も毎日を戦々恐々としながら過ごしてきました。感染やその蔓延の恐怖、クラスター形成の予防など毎日悩みながら、しかし粛々と過ごして来ました。
このような感染蔓延と医療崩壊の危機の経験は医師の36年間の人生の中で初めてのことです。しかし言い方は悪いですが、逆に新たに多くのことを学ぶことが出来ました。手洗いの重要性、感染しやすい空間の防止、医療情報の収集、地域医療における体制の維持への努力など感染予防対策と徹底、医療構築維持の協力などは改めて自覚し、医師としてプラスになった面もあると思っています。
また当院のスタッフも清潔と感染予防を学び、各人が自覚を持ちながら、前向きに一致団結して感染症と対峙してきました。その中で皆が人への思いやりや社会の規律の重要性を改めて感じ、彼らもマイナスの状況をプラスに変換する良い経験であったと感じています。
現在、当院では手洗い、換気、治療台の清潔など感染予防に努めると共に、マスクを持っていない方には当院スタッフが紙の手作りのマスクを差し上げています。感染予防に対しもちろん100%安心安全と言える医療機関ではあるはずはありませんが、この私どもの努力を少しでも汲み取って頂き、治療の必要な方はしっかりと来院してください。
ところで4月からは新入職員が3人おります。理学療法士2名と、看護助手1名ですが、やる気満々の明るい方々です。このような逆風の中での4月のスタートとなり彼らには申し訳ないのですが、新人達に新たなパワーとモチベーションをもらい積極的に進んでいきたいと考えています。
今後もさぶり整形外科を宜しくお願い申し上げます。
院長・岩田 淳